200万冊以上が読み放題!最強サブスクはこちらから無料体験

『ファラオの密室』あらすじとネタバレ感想を紹介!|「このミステリーがすごい!」大賞受賞!

古代エジプトで起こる王のミイラ失踪事件とはーーー

みなさんこんにちは!

今回は第22回「このミステリーがすごい!」大賞を受賞した『ファラオの密室』のあらすじと感想を紹介していきます!

著:白川尚史
¥1,485 (2024/03/11 16:03時点 | Amazon調べ)
この記事を書いた人
  • 書評ブログ歴3年
  • 年間読書数100冊
  • 好きな作家 
    住野よる、町田そのこ、知念実希人
  • Audible、Kindle愛好家
一緒に
読書しましょう!

今回紹介する『ファラオの密室』は2024年第22回『このミステリーがすごい!』大賞の大賞に選ばれた作品で、古代エジプトが舞台のミステリーになっています。

エジプト神話が好きな方や、少し変わったミステリーを読んでみたいという方におすすめの作品になっています!

それでは『ファラオの密室』あらすじと感想を紹介していきます!

『ファラオの密室』をオススメする人
  • 変わったミステリーを読みたい人
  • 実績のある作品を読みたい人
  • エジプト神話に興味がある人
  1. 12万冊以上が読み放題!
  2. オフライン再生が可能
  3. 最新作も読み放題!
通勤や運転中に読書ができる!
目次

『このミステリーがすごい!』大賞って何?

今回紹介する作品『ファラオの密室』は第22回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しましたが、そもそもこの賞ってなんなんだという方もいるんじゃないでしょうか

『このミステリーがすごい!』大賞は2002年創設され、元々1988年に刊行が始まった『このミステリーがすごい!』という雑誌の知名度が高まってきた影響で始まりました。

みなさんも書店で一度は見たことがありませんか?
ミステリー好きにオススメの雑誌です!

そして、この大賞の醍醐味はミステリー要素があればジャンルはなんでもいいこと!

SF小説や時代小説などなんでもよく、今作のような古代エジプトを舞台にしたミステリーなんかも大歓迎になっています!
また、作家さんも様々な職種の方が大賞を受賞されており、幅広いミステリーを読みたい人にオススメの作品が多いです!

作品名作家の職種
『ファラオの密室』弁理士
『名探偵のままでいて』放送作家
『チーム・バチスタの栄光』医師
『元彼の遺言状』弁護士
『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した作品とその作家の職種

しかも、受賞した作品は映像化されることも多いので面白いこと間違いなしです!

このような賞の大賞に輝いた作品なので、きっと面白いだろうと期待大の『ファラオの密室』
まずは物語の内容から紹介していきます!

著:白川尚史
¥1,485 (2024/03/11 16:03時点 | Amazon調べ)

『ファラオの密室』物語の内容

それでは『ファラオの密室』の物語の内容を紹介していきます!

主要な登場人物

今作の舞台は古代エジプトということで登場人物はあまり馴染みのない名前ばかり
正直名前覚えるのが結構大変です・・

なので、まず主要な登場人物を紹介します

登場人物作品の中での役割
セティ今作の主人公的立ち位置 ミイラとして現世に復活しミイラ失踪事件の謎を暴く
タレクセティの親友 セティのミイラを作った人物
カリ奴隷の少女 物語の中盤から中心的立ち位置になる
アクエンアテン先代の王 ミイラ失踪事件で消えたミイラ
メリラア先代の王の葬儀を行なった人物。失踪事件の当事者。セティの上司的役職

この他にも様々な人物や神様が登場しますが、この4人を中心に物語が展開されていきます!

作品の最初にも登場人物の名前がまとめられてるので安心してください

前王のミイラ失踪事件

物語は一つの事件から始まりますーーー

先代の王アクエンアテンの葬儀がメリラアを中心として行われていました。

葬儀は先代の王が棺に納められ、その周りを神官たちが取り囲む形になり、先代の王から新たな王に意志が引き継がれるような儀式になっています。

そんな儀式の流れの中で、棺を開けるとなんとそこにいるはずの先代の王のミイラが無くなっていたのです

葬儀の前日からメリラアが王墓から片時も離れず棺を守っていたのにも関わらず、中身のミイラだけ空っぽになっていたのです。

事件を追うのはミイラ!?

場面は変わり、先代のミイラが失踪した事件の数日前
ある人物が冥界から復活を果たします

冥界とはエジプトで考えられている死後の世界のこと

その人物は神官書記であるセティ

セティは半年前に先代の王の墓を作っている現場で不慮の事故に巻き込まれ、命を落としていたのです。
そして、セティはタレクによってミイラにされ葬儀が行われていました

セティは冥界でマアトと呼ばれる神様に出会い、そこで審判を下されます

そこでマアトからある言葉を告げられます。

「お前の心臓は、欠けている。このままでは秤にかけられぬ。」

「もう一つ妙なことがある。どうやらお前は。まだここに来るべき者ではないようだ」

『ファラオの密室』34ページ

そしてマアトから、「現世に戻り欠けた心臓のかけらを探して来い」と言われるのです

タイムリミットは三日間!

神・マアトに言われた通り、前世に戻ってきたセティは自分の心臓のかけらを探しにいきます。

しかし、セティにはタイムリミットがありました。
それは3日間

3日以内に自分の心臓のかけらを探し出し、自らの棺に戻らないといけません。
そうしなければセティの魂は現世にも冥界にも行けず、永遠に魂だけの存在でさまよい続ける事になってしまうのです

エジプトの考えでは、死んだ後冥界で幸せになるというのが現世で努力をすることで、”死後幸せになるために今を生きている”という文化があるんです

そのため、冥界にも行けないことはこの上ない不幸なことなのです

二つの謎

与えられたタイムリミットの中で、セティは心臓のかけらを探すために様々な人物に会いにいきます。

様々な人物に会いに行く中で、セティはあることを知ります。
それは、事故だと思っていた不慮の事故が実は何者かによって引き起こされたかもしれないということ

心臓が欠けていることで死の直前の記憶がなくなっているセティにとって、この事実は驚くべきことでした。

そして、セティは自分の心臓のかけらを探しながら、自分が亡くなった事故の謎について調査を始めていきます。

さらに、その調査の中で先代の王のミイラの失踪事件が発生

セティは「先代の王のミイラ失踪事件」と「セティが亡くなった事故」の二つの謎を王ことになるのですーーー

著:白川尚史
¥1,485 (2024/03/11 16:03時点 | Amazon調べ)

『ファラオの密室』感想と考察

ここまで『ファラオの密室』の内容を紹介してきました

ここからは『ファラオの密室』の感想を考察を紹介していきます

ここからはネタバレを含みますのでご注意ください!

復活したセティに対する登場人物のリアクション

まずこの作品を読んでて思ったのが、死んだ人間が復活したのに登場人物のリアクションが日本人の感覚と違うんです

普通に考えると死んだ人間が生き返ったらみなさんびっくりしますよね?
しかも見た目がミイラですよ笑

実際、生き返ったことにびっくりしてる人はいるんですけど、「よく帰ってきてくれた・・」とか「また会えて嬉しいよ」とか生き返ったことそのものに対しては全く気にしていないんです笑

途中からはその感覚に慣れてきますけど、最初は違和感満載でした

エジプト神話が満載

これもまた日本人には馴染みがないことですが、死んだ後の世界とか様々な神様に対する信仰などエジプト要素が満載になっています。

死後の幸せのために今を生きている
オシリス神が死んだ後、アヌビス神がオシリスをミイラにした
オシリスはセトに殺され体をバラバラにされた

など、様々な神話が登場します。

こればロマンたっぷりで個人的にすごくワクワクしました

こういう楽しみ方を味わえるのもこの作品の大きな魅力の一つになっています。

プロローグのタレクの決意

物語は前王アクエンアテンのミイラを作ったタレクの決意から始まります。

このシーン最初はなんのことかさっぱりわからないんですが、物語を最後まで読むとこのシーン意味がはっきりします。

タレクはこの時点でメリラアの前王を復活させる計画を知っており、そのためにセティのミイラをある手を加えていたのです。

そして、タレクの心のセリフ

悩んでいたのなら、相談してくれればよかった。自分なら、受け入れることができたと思う。

『ファラオの密室』10ページ

このセリフからタレクはセティが実は女性であることを受け入れるつもりであることがわかりました。

読み終わった後に戻ってくるとこのシーンにグッときました・・・

みんなの感想

最後に『ファラオの密室』に対するみんなの感想を紹介します!

著:白川尚史
¥1,485 (2024/03/11 16:03時点 | Amazon調べ)

まとめ

今回は第22回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した『ファラオの密室』のあらすじと感想を紹介しました。

古代エジプトが舞台のミステリー小説で、一風変わった作品になっています。

読み始めは登場人物の名前を覚えるのが大変でしたけど、読み進めていくうちに慣れていってどんどん世界観に引き込まれていきました!

ミステリーとしても、現代的な言葉を使わない時代にあったトリックになっていて、シンプルに発想が面白かったです。

エジプト神話が好きな方や、少し変わったミステリーを読んでみたいという方におすすめの作品になっています!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

著:白川尚史
¥1,485 (2024/03/11 16:03時点 | Amazon調べ)

気になるミステリーを無料で読む方法!

気になるミステリー小説があるけど、本を読む時間がない

できればお得に本を読みたい

そんな方におすすめなのが、聴く読書で知られるオーディブルです

オーディブルはAmazonが提供しているオーディオブックサービスのことで、運転中や家事の合間にも読書ができ、12万冊以上が聴き放題になるコスパ最強のサブスクです!

1ヶ月は無料で試すことができ、無料期間中に解約してしまえば、実質無料で本を読むことができちゃいます!

知念実希人さんの『硝子の塔の殺人』や今村昌弘さんの『屍人荘の殺人』、今話題の雨穴さんの『変な家』も読み放題です

気になる方は下のボタンをポチッとお願いします!

  1. 12万冊以上が読み放題!
  2. オフライン再生が可能
  3. 最新作も読み放題!
通勤や運転中に読書ができる!
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次