みなさんこんにちは!
今回は本を読みたいけど何を読んでいいかわからない人のために
本屋大賞を受賞した面白さ間違いなしの作品を5つ紹介します!
・本屋大賞って何?
・本屋大賞作品をオススメする理由
・本屋大賞オススメ作品5選
・まとめ
今回紹介するのは普段本を読まない人や、せっかく本を読むなら面白い作品を読みたいという方におすすめできる作品たちです!
本記事を読めば後悔しない読書体験ができると思います!
それでは紹介していきます
本屋大賞って何?
書店員さんがオススメする本
まず本屋大賞のことを知らない方のために本屋大賞とは何なのかを説明します
ズバリ!本屋大賞とは
本屋大賞は毎年発表されていて、その年に出版された本の中で全国の書店員がオススメする作品が選ばれます
つまり、出版社などの忖度なしに純粋にオススメできる作品のことなのです
本屋大賞の注目点
先ほど説明した通り、本屋大賞は全国の書店員の票だけで決められる大賞です
つまり、出版社や作家の忖度など一切票に影響しないので、純粋に良い作品が選ばれます。
また、書店員という普通の読者と同じ目線の人たちが良いと思った作品たちなので、素人が読んでも面白い作品が多いです。
本屋大賞候補は毎年10作品
本屋大賞は毎年1次投票として、10作品候補作が選ばれます
そしてこの10作品からさらに投票が行われ、本屋大賞が選ばれるのです
本屋大賞の傾向
本屋大賞に選ばれる作品の傾向としては、人間ドラマの作品が多いです
何かに向かって努力し成功する物語だったり、辛い現実から一歩踏み出す勇気を与えてくれる作品が多いです。
読者の心に大きな印象を与えてくれる作品ばかりなので、読んだ後きっと心に刻まれることでしょう
ですので普段本を読まない人にも、”本を読むって良いな”という気持ちにさせてくれる作品たちなのです
本屋大賞受賞作オススメ5選
ここまで話したように、本屋大賞は忖度なしに面白い作品たちが選ばれていることが分かったと思います
それではいよいよ実際に読んでよかった本屋大賞受賞作を5つ紹介します!
凪良ゆう『流浪の月』
まず最初に紹介するのは凪良ゆうさんの『流浪の月』
2020年の本屋大賞受賞作で、2022年には映画化もされました。
あらすじ
自分の家に居場所がない更紗は小学生の頃、当時大学生の文に出会います。
更紗にとっては文は自分に居場所をくれた唯一の存在
しかし、世間は文を少女誘拐の犯罪者として晒しあげたのです。
そして舞台は事件から15年後、更紗は文と突然の再会を果たします。
しかし、更紗と文は世間から見ると少女誘拐事件の犯人と被害者
2人はそれぞれの居場所となり幸せになれるのでしょうかーーー
かなりの衝撃作です。
恋人や家族とは違う二人の関係と、そこになる愛や恋とは違う感情
読み終わった後は、二人幸せを願わずにはいられない心に残る作品です。
逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
次に紹介するのは逢坂冬馬さんの『同時少女よ、敵を撃て』です
2022年の本屋大賞受賞作です。
あらすじ
舞台は第二次世界大戦中のロシア(ソ連)とドイツの戦い
ロシアの平和な村で狩りの名手として過ごしていた”セラフィマ”は、突如村を襲撃してきたドイツ軍に村人全員を斬殺され、母も目の前で射殺されました。
セラフィマも射殺される寸前、ロシア軍の女兵士”イリーナ”に助けられ、そこでセラフィマはイリーナに「戦いたいか、死にたいか。」と問われます。
戦うことを決意したセラフィマはイリーナが教官を務める訓練学校で、一流の狙撃兵となる道を選ぶのです。
ー 村人を斬殺したドイツ軍と、目の前で死んだ母を焼き払ったイリーナへの復讐を誓いながら ー
訓練所で同じような境遇の女兵士たちと出会い、復讐と誓いながら戦場を戦うセラフィマの物語
500ページ近くの長編作品で、読むのは大変ですがその分読み終わった後の達成感と満足感は最高です。
戦争のお話ということで辛いシーンも多くありますが、価値のある作品です
この作品は記事に詳しく書いているのでぜひ読んでみてください!
町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』
次は町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』です
2021年の本屋大賞受賞作です。
あらすじ
52ヘルツのクジラとは―他の鯨が聞き取れない高い周波数で鳴く、世界で一頭だけのクジラ。
たくさんの仲間がいるはずなのに何も届かない、何も届けられない。
そのため、世界で一番孤独だと言われている。
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―。
かなり辛い作品です。。
今回不幸なことあっていいのかと心が苦しくなります。。
誰も助けてくれなかった孤独の中で、貴瑚と少年がお互いに支え合っていく物語です。
僕は大号泣しました。。。
辻村深月『かがみの孤城』
次は辻村深月さんの『かがみの孤城』です
2018年の本屋大賞受賞作で、2022年にはアニメ映画も決定している作品です。
この年のノミネート作品の中でもダントツの得票数でベストセラーになっている作品です。
あらすじ
学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。
輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていた――
なぜこの7人が、なぜこの場所に。すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。
生きづらさを感じているすべての人に贈る物語
鏡の向こうのお城の話というファンタジーがベースの物語ですが、登場人物たちが抱える問題はすごく現実的で、多くの人に共感してもらえると思います。
学生特有の友達や教師との関係に対する悩みだったり、家族の中での自分の立ち位置だったりーー
学生にとったらリアルな現実を感じることができると思いますし、大人が読んでも当時を振り返りながら共感してもらえる作品です。
ページ数は今回紹介する作品の中で1番多いです(554ページ・単行本)
それでも一度読み始めると、最後まで止まらない面白さがあります。
僕も最後まで一気読みでした!
冲方丁『天地明察』
最後に紹介するのは冲方丁『天地明察』です
この作品が一番古く、2010年の本屋大賞受賞作です。2012年には実写映画化もされました。
あらすじ
江戸、四代将軍家綱の御代。ある「プロジェクト」が立ちあがった。
それは日本独自の太陰暦を作り上げること–
中国で作られた暦「宣明暦」にずれが生じ始めていた江戸前期、徳川四代将軍家綱の下、改暦の実行者として抜擢された渋川春海。
碁打ちの名門に生まれた境遇にうんざりし、算術と星に没頭していた春海は、改暦の「総大将」として「天」に挑むことになる。
日本文化を変えた大いなる計画を、個の成長物語としてみずみずしくも重厚に描く傑作時代小説!!
この作品は『時代小説』であり、ロマンあふれる作品です。
江戸時代という鎖国された時代に日本独自の技術で暦を作ろうという挑戦。
算術や天文学という聞くだけでハラハラしてくるような世界で時代を作る物語です。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
今回は本屋大賞のオススメ作品5選を紹介しました。
本屋大賞は書店員さんが出版社などへの忖度なしに、素直にオススメしたい作品が選ばれるので、本当にハズレがありません!
そしてその本屋大賞受賞作の中でも今回は特にオススメしたい作品を5つ紹介しました。
・凪良ゆう『流浪の月』
・逢坂冬馬『同志少女よ、敵を撃て』
・町田そのこ『52ヘルツのクジラたち』
・辻村深月『かがみの孤城』
・冲方丁『天地明察』
みなさんの興味がある作品があればぜひ読んでみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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