みなさんこんにちは!
今回は知念実希人さんの医療ミステリー『祈りのカルテ』を紹介します!
今作は2018年に第1作が発売し、2021年に文庫化。
そして、2022年8月には第2作が発売されました!
さらには、2022年10月に連続ドラマ化を控えている感動の医療ミステリーで、今注目の作品です!
研修医が主人公の物語で、感動の医療ミステリーです
それではあらすじから紹介します!
『祈りのカルテ』
あらすじ
諏訪野良太は、純正会医科大学附属病院の研修医。
初期臨床研修中で、内科、外科、小児科、産婦人科など、様々な科を回っている。ある夜、睡眠薬を大量にのんだ女性が救急搬送されてきた。その腕には、別れた夫の名前が火傷で刻まれていた。離婚して以来、睡眠薬の過剰摂取を繰り返しているという。しかし良太は、女性の態度に違和感を覚える。彼女はなぜ、毎月5日に退院できるよう入院するのか…。(「彼女が瞳を閉じる理由」)
初期の胃がんの内視鏡手術を拒否する老人、循環器内科に入院中の我が侭な女優…。驚くほど個性に満ちた患者たちとその心の謎を、新米医師、良太はどう解き明かすのか。
ふと気づけば泣いていた。連作医療ミステリ。
物語の流れ
主人公は研修医の諏訪野良太
良太は医学部を卒業後、研修医として内科や外科、精神科などさまざまな診療科で学び、最終的に自分がどこの診療科に進むのか悩んでいる時期でした。
そんな研修医が1作目では精神科、外科、皮膚科、小児科、循環器内科の5つの診療科でのミステリーに挑みます。
そして2作目では診療科を決断後、後輩に今までの思い出として救急部での思い出や、形成外科と緩和ケア科での話が収録されています。
2作目は研修医卒業後の続編になっていますが、物語は研修医時代のお話です
本作を一言で表すと『感動の医療ミステリー』です
それぞれの診療科で出会う様々な患者さん
どの患者さんもいろんな事情を抱えていて、突然手術を受けたくないと言い張ったり、出された薬を勝手に捨てる子供なんかもいました
そんな患者さんのそばに寄り添って、事情を解明し救っていくのが諏訪野良太なのです。
本作の見どころ
睡眠薬を大量に飲んで何度も救急搬送される女性。
その女性は毎月5日に退院するように仕組んでいたーーー。
安全である胃癌の内視鏡手術をあえて、開胸で希望する患者さん
出された薬を勝手に捨てて、わざと喘息の症状を起こそうとする少女など様々な患者さんが登場します。
どの患者さんも特別な事情を抱えていて、この謎が解明された後には感動の展開が待っています。
それがこの作品の特徴で、2作目も同じような展開でどれも感動します。
特に2作目の最後の物語は、作品を通して伏線が張られててそれが回収された後は驚きと感動が待っています
医療ミステリーとしても面白さももちろんですが、感動がたくさんある作品です
この作品は『Amazon Kindle Unlimited』で読み放題です!
ぜひチェックしてみてください!
感想
感動の医療ミステリーということで、ミステリーとしての面白さはもちろんのこと本当に感動する作品でした。
主人公の諏訪野良太は研修医としての未熟さもありながら、人の心に寄り添うのが得意で、すごい好感を持てました
患者さんにも好かれるタイプで、どんな患者さんも大事にする素晴らしい医者です。
1作目では特に4話目の小児科でも物語が好きで、子供なりの不器用な愛情表現がすごいグッときました
子供は親の気づかないうちにちゃんと考えてるんだなを思いました
そして2作目はやっぱり最後も緩和ケア科でも物語
作品を通しても伏線回収も見事で、最後は圧倒的な感動です。。。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
知念実希人さんの『祈りのカルテ』
1作目2作目ともにおすすめの作品で、1作目を読んだことがある人はぜひ2作目も読んでみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!
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