みなさんこんにちは!
今回は今ドラマ化で話題の元彼の遺言状の続編
『倒産続きの彼女』のあらすじと感想を紹介していきます。
何故”元彼の遺言状”を紹介せずに続編の方を紹介するかというと、個人的には続編の方が面白かったからです!
最初の作品よりもストーリーがわかりやすく、登場人物のキャラが魅力的だったので僕は続編の方を強く推します!
前作のファンの方はもちろんのこと、1作目でやめてしまった方も続編の『倒産続きの彼女』を読めばもっとこのシリーズのことも好きになれると思います
『倒産続きの彼女』
あらすじ
山田川村・津々井法律事務所に勤める弁護士・美馬玉子
今作では、前作の主人公であった剣持麗子とコンビを組み難事件に挑む
二人はゴーラム商会という大手のアパレル企業から寄せられた匿名の内部通報を受けその調査を行うことになった
その通報とは『社内にいる”近藤まりあ”という女性は会社を倒産に導く女である』というもの
彼女が勤めてきた今までの会社は全て倒産しており、現在勤めているゴーラム商会も倒産しそうであるということ
この奇妙な通報を元に、近藤まりあの身辺調査をすることになります。
近藤まりあは、普通の会社員が身につけることができないであろうブランド品を身につけており、会社の金を横領するなどしているのだろうかーーー。
しかし、一人の人間が会社を倒産に導けるほどのことをできるのだろうかーー
調査を進めていく中ゴーラム紹介で殺人事件が起き、この調査はより大きな展開に
近藤まりあは本当に会社を倒産に導く女なのかーー
調査で明らかになる、近藤まりあの裏で動く組織とは一体ーー
今作の見所は
「近藤まりあの正体とその裏で動く組織の存在」
「新ヒロイン美馬玉子の成長」です!
新ヒロイン:美馬玉子
今作の見所の一つが新ヒロイン美馬玉子の成長です
今作でも剣持麗子の豪快っぷりは健在ですが、その剣持先生とコンビを組む美馬は剣持先生に苦手意識を持っていました。
剣持先生は恵まれていて、苦労して弁護士になれた美馬の気持ちなどわかるはずがない。ひがみや嫉妬のようなに苦手意識を持っていました。
美馬は両親が他界しており、祖母と二人暮らし。
贅沢をせずに祖母の面倒見ながら生きてきたため、自分より上の人に対して嫌悪感を持っていました
そんな美馬が正反対の剣持麗子をコンビを組み、弁護士として成長しながら事件を解決していく姿は読者に勇気を与えてくれる見所の一つです
魅力的は新ヒロイン美馬玉子の活躍に注目です!
近藤まりあとは一体?
今作の鍵を握る人物”近藤まりあ”
ゴーラム紹介からの匿名の内部通報という形で調査が始まった今回の事件
近藤まりあが働いてきた今までの3社は全て倒産か倒産危機にまでなり、今回のゴーラム商会も倒産危機にまで追い詰められます。
しかも近藤まりあは普通の会社員の給料じゃ買えないようなブランド品をたくさん持っていて何か裏がありそうな予感
そんな近藤まりあの調査を進めていく中で、明らかになっていく今までの会社の共通点
実はこの事件近藤まりあが仕掛け人ではなく、近藤まりあは駒として利用されていただけなのです
近藤まりあは裏でゴーラム商会の総務課長である只野さんと繋がっていて、この只野さんが今までの一連の倒産事件を操っていたのです。
この二人元々の繋がりはないと言っていたのに、仕事の相談をしていたりと何かと怪しかったですよね。
さらにその二人のつながりの裏には謎の組織の存在もあるのですーー
物語の注目ポイント
今作は最初から伏線の貼り方が絶妙で、美馬の祖母の存在が物語の大きな鍵を握ってきます
美馬の成長はもちろんですが、今作の倒産事件の黒幕にも関わってくるので、最初から最後まで楽しめる作品になっています
感想
新ヒロインの美馬玉子のキャラクターも魅力的で、女性らしい悩みや仕事での苦悩から成長していく姿は見所です。
またストーリーも、前作の一族の相続関係よりもわかりやすくて、一見全く関係のないように見える倒産被害の会社たちが一つに繋がった時は前作以上のスッキリ感でした!
今作でも大活躍の剣持麗子の優しい一面も描かれていて、キャラクター魅力がより増された印象でした。次回作もすでに出版されているので、ますますこのシリーズを好きになることができました。
まとめ
いかがでしたでしょうか!
ドラマ化で話題の『元彼の遺言状』の続編『倒産続きの彼女』
前作以上にパワーアップしていることは間違いなしの作品で、このシリーズのファンの方はもちろんですが、前作で止まってしまっている人にもぜひ読んでもらいたい作品になっています
また、前作を読んでいない人でも今作だけで楽しむことはできる内容になっているの気になった方はチェックしてみてください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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短編集になっているので、他の作品に比べて軽く読むことができると思います
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