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荒木あかね『此の世の果ての殺人』あらすじと感想【江戸川乱歩賞受賞】

みなさんこんにちは!

今回紹介するのは荒木あかねさんの『此の世の果ての殺人』です

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作者の荒木あかねさんは本作で第68回江戸川乱歩賞を受賞しましたが、なんと史上最年少で満場一致による受賞でした!
期待値のかなり高い作品でしたが、期待通りの作品で満足感がありました!

それでは紹介していきます!

目次

あらすじ

あらすじ

小惑星「テロス」が日本に衝突することが発表され、世界は大混乱に陥った。

そんなパニックをよそに、小春は淡々とひとり太宰府で自動車の教習を受け続けている。
小さな夢を叶えるためにーー

年末、ある教習車のトランクを開けると、滅多刺しにされた女性の死体を発見する。
教官で元刑事のイサガワとともに、地球最後の謎解きを始まる――。

物語の舞台

物語の舞台は地球最後の日が決まった日本
突然数ヶ月後に地球に小惑星が落ちてくると告げられ、全世界はパニックになります。

小惑星が衝突すると発表された日から全世界で暴動が起き、世界中で1億人以上が亡くなりました。
さらに小惑星の衝突場所は日本の熊本県

その結果日本から他国にほとんどの人が逃げ、特に九州には全くと言っていいほど人がいなくなりました。

そんな中主人公の小春は一人で教習所に通っていました。
小惑星の落下地点である熊本県に行くためにーー

熊本に行きたい本当の目的はラストに明らかになります

一見平和そうですが、日本では電気やガスなどほとんどのライフラインが機能しておらず、食料もほとんど食い荒らされ、町は無法地帯でした。

さらには自殺者も恐ろしいほど増え、主人公の小春の父親も自殺し、友人も亡くなり、母親は突然姿を消しました。

そんな状況でも小春は教習所に通っていたのです。

イサガワ先生

小春は教習所でイサガワ先生という女性に運転を習っていました。
イサガワ先生も変わった人で、みんな九州から避難しているのに、九州に残り続けている一人でした。

そんなある日、高速教習に出ようと九州車に乗ろうとすると謎の違和感を感じます。
そして車のトランクを開けると、そこには包丁で滅多刺しにされた女性の遺体が入っていました

此の状況にパニックになった小春を落ち着かせながらイサガワ先生が遺体の状況を確認します。
この遺体は明らかな他殺体だったのです。

ほとんど人がいないと思っていた街で殺人が行われたのです。

実はイサガワ先生は元刑事で、不祥事で刑事を辞めることになり教習所で小春と出会ったのです。
イサガワ先生は刑事としてもかなり正義感が強く、今回の事件もどうせ地球が終わるんだから無視しても変わらないようなものを、犯人を必ず捕まえるために捜査することになるのです。

物語の展開

教習車に乗っていた死体をきっかけに事件を捜査することになった小春とイサガワ先生

最初は警察署に行き事件を伝えますが、警察はほとんど機能しておらず捜査には協力してもらえなさそうーー
さらに警察でこの事件以外にも近くで滅多刺しにされた死体が発見されたことを聞き、連続殺人事件として2人は捜査することになります。

捜査する中で出会う福岡で生き残った人々
そして他にも見つかった死体との接点とはーー

続きが気になる方は是非読んでみてください!

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感想

史上最年少で選考委員満場一致で江戸川乱歩賞を受賞した作品ということで期待を裏切らない作品でした!

地球に小惑星が落ちてきて、地球が終わることが決まってる世界観
そんな無法地帯になった世界の中で起きる殺人事件
犯人がわかった時には、地球が終わると思ったらここまで人は狂った考えになるのか。。と思ってしまいます。

胸糞悪い登場人物も多くて、人間の裏の本性みたいなのがなかなかにやばいです。。

ミステリーの流れとしては作中に散りばめたミスリードもしっかり拾いつつ、全体を通して読み応えのある作品でした!

まとめ

いかがでしたでしょうか!
荒木あかねさんの『此の世の果ての殺人』

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読み応えのあるミステリーを読みたい人におすすめの作品です!

興味があれば是非読んでみてください!
最後まで読んで頂きありがとうございました!

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