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大山誠一郎『アリバイ崩し承ります』原作小説あらすじと感想【本格ミステリー】

みなさんこんにちは!

今回は「2019年本格ミステリ・ベスト10」第1位の作品
大山誠一郎さんの『アリバイ崩し承ります』を紹介します!

第一作が2019年に発売され、2020年には浜辺美波さん主演で実写ドラマ化
そして2022年には第二作目が発売され、みんなに愛される本格ミステリー作品です!

それでは紹介していきます!

目次

『アリバイ崩し承ります』

あらすじ

『アリバイ崩し承ります』
そんな貼り紙が貼られた美谷時計店
捜査一課に配属されたばかりで難事件に頭を悩まされていた新米刑事はアリバイ崩しを依頼した
ストーカーのアリバイや凶器のアリバイなど7つの事件を解決することができるのかーー

物語の始まり

本作の主人公は美谷時計店の店主・美谷時乃

美谷時計店は街の商店街の中にある小さな時計店
そこでは時計の修理や電池交換など普通の業務を行っていますが、そこには不思議な張り紙が

『アリバイ崩し承ります』

こんな張り紙時計店には普通ないですよね

その時計店にたまたま入った新米刑事
その張り紙を見て、美谷時乃にアリバイ崩しをお願いすることから物語は始まっていきます。

個人的にはこの新米刑事の名前が作中で明かされないことが
1番のミステリーでした笑

美谷時乃

そもそも時計店がアリバイ崩しをするってどういうことって思いますよね?

実は美谷時乃の祖父がこの時計店の先代で、その頃からアリバイ崩しを行っていました。
祖父曰く、『アリバイがあると主張する人は何時何分に自分はここにいたと主張する。そして時計がその根拠になっている。だから時計屋こそがアリバイの問題を最もよく扱える』というのです

ん?と思いますけど、実際の美谷時乃の実力は本当にすごいんです!

そのことから美谷時乃は祖父に続いてアリバイ崩しを行っていますが、これがすごいんです!

警察が何か月の頭を悩ませて解決しなかった事件を、刑事から話を聞いただけで、解決してしまうんです!
現場に行くわけでもなく、話を聞くだけ!

今回はいくつかの事件から最初の事件を紹介します!

最初の事件

ある日大学教授の女性が殺害されました
そして彼女には1年ほど前に別れた夫がいます。その男がストーカーとして彼女につきまとっていました。彼女を殺した犯人は元夫で間違いないのですが、元夫には鉄壁のアリバイがあるのですーー

殺された教授の死体の発見者は妹
この妹は姉を殺した犯人は元夫だと断言するのです

この元夫は経営コンサルタントの肩書を持っていましたが、金遣いが荒くギャンブル癖があったのです。そのため元嫁に金を貸してくれと押しかけるようにストーカー行為をしていたのです。
そのため元夫が殺害の1番の容疑者として考えられていました

しかし死亡推定時刻の頃、元夫は殺害現場から5分ほどの居酒屋で友人と集まっていたというアリバイがあったのです。

5分くらいの位置なら殺害して戻ってくることもできるんじゃない?と思いますよね

実はこれは一つの罠なのです

殺害したのは元夫で間違いありません!
しかし、鉄壁のアリバイがある時乃はこの事件のアリバイを崩すことができるのでしょうかーー

実際に読んで確かめてみてください!
こんな感じの事件が第一作では7つあります!

感想

時計店とアリバイ崩しという全く関係ないような立場から難事件をどんどん解決していくストーリーはとにかく読みやすくて面白かったです!

しかも事件の解き方が刑事から事件の状況をただ聞くだけ
それだけで警察全体が頭を悩ませている事件を一瞬で解決してしまう爽快感がすごかったです!

正直なんでここまで事件を一瞬で解決できるやろうって思ってしまうけど、それよりもミステリーとしての中身が面白くて良かった

祖父って何者?とか、刑事の名前が明かされないのって理由あるの?
とか色々考えてしまいますけど、その辺りは特に深掘りされません!

7つの事件で短編集のような感じで一瞬で読み終わっちゃいました
軽くミステリー読みたい人にオススメです

第二作目『アリバイ崩し承ります2 時計屋探偵の冒険』

第2作目では1作目と同じような感じで、5つの事件が解決されます

時計屋探偵の冒険と書いてますが、やっぱり現場に出ることなく時乃は事件を解決します笑

1作目を読んで好きになった人は是非読んでみてください!
アリバイ崩し自体は確実にレベルアップしています!

まとめ

いかがでしたでしょうか!

大山誠一郎さんの『アリバイ崩し承ります』
2019年本格ミステリ・ベスト10」第1位の作品とだけあって、本格ミステリーです

シンプルな謎解きを楽しみたい人にオススメです!
気になった方はぜひ読んでみてください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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