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2023年本屋大賞ノミネート作品発表!作品のあらすじ感想を紹介

みなさんこんにちは!

年間100冊本を読む、マイスナフキンライフ管理人、読書好きのだいちです!

2023年はどんな作品が本屋大賞にノミネートされたの?

本屋大賞ノミネート作品を読みたいけど、どれがオススメ?

こんな疑問を持つ方に向けて、この記事では「2023年本屋大賞ノミネート作」を全て紹介していきます

僕は、ノミネート作品を全部読みました!
僕の感想とともに、2023年本屋大賞ノミネート作品を紹介していきます!

本記事の内容
  • 本屋大賞とはどんな賞なのか
  • 2023年の本屋大賞ノミネート作品解説
  • 2023年の本屋大賞本命作品

また、特にオススメの作品は個別記事としても紹介しているので、そちらもチェックしてみてください!

では、まずは最初に本屋大賞のことを知らない人のために、本屋大賞とは何なのかを解説していきます!

2023年本屋大賞が発表されました!
見事『汝、星のごとく』が大賞を受賞しました!

個人的には大本命だったので、すごい嬉しかったです!
本当にオススメなので、個別記事もチェックしてみてください!

目次

本屋大賞とは

本屋大賞とは、その年に一番オススメしたい作品を、書店員さんの票だけで選ぶ大賞のことです。

日頃からたくさんの本に囲まれている書店員さんの目線で選ばれた大賞であり、出版社や作者によって左右されない、純粋に面白い作品が選ばれるのが特徴です!

第20回を迎える、2023年本屋大賞は2021年12月1日〜2022年11月30日の間に刊行された日本の小説から選ばれます。

まず、2023年1月にノミネート作品が10作発表されました。

そして、その中から順位づけされ、4月上旬に大賞が選ばれます。

それでは、いよいよノミネートされた10作品を紹介していきます!

本屋大賞ノミネート作品

今回ノミネートされた作品は以下の10作品です

みなさんの気になる作品はありますか?

『川のほとりに立つ者は』寺地はるな

著:寺地はるな
¥1,634 (2023/02/15 14:02時点 | Amazon調べ)

まず最初に紹介するのは寺地はるなさんの『川のほとりに立つ者は』です

あらすじ

カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。
松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることに――。
「当たり前」に埋もれた声を丁寧に紡ぎ、他者と交わる痛みとその先の希望を描いた物語。

感想紹介

誰でも相手のことを考えすぎるあまり、深く歩み寄ることができないことってあると思うんです。
そのことが原因で、伝えたいことが伝わらず、相手に誤解を与えてしまうことがありますよね。

そんな葛藤がテーマの作品です。

人間関係を保つためには、相手のことを気遣いすぎず、ある程度心のうちをしっかりと話すべきだと感じることができる作品です。

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『君のクイズ』小川哲

著:小川 哲
¥1,350 (2023/02/15 14:03時点 | Amazon調べ)

二つ目に紹介するのは小川哲さんの『君のクイズ』

あらすじ

生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。

感想紹介

ミステリーとしての面白さはもちろんですが、クイズに対する見方がガラッと変わりました!

『クイズとは人生である』という言葉がぴったり当てはまる、クイズ好きのための作品です。

詳しい内容はこちらから

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『宙ごはん』町田そのこ

著:町田そのこ
¥1,584 (2023/02/15 14:03時点 | Amazon調べ)

3作目は町田そのこさん『宙ごはん』です

町田そのこさんは2021年に、『52ヘルツのクジラたち』で本屋大賞を受賞した注目の作家です。

あらすじ

宙には『お母さん』と『ママ』の二人いる
育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』である

時に厳しく、愛情たっぷりに育ててくれたママの風海(ふみ)
イラストレーターとして活躍する子供っぽいキレイなお母さんの花野(かの)

二人の母親がいるのは宙にとってすごい幸せなことだった

宙が小学校に上がるとき風海の夫の海外赴任が決まり、宙は花野と二人で暮らすことになった。

家族とは、母親とは、愛情とはなんなのか
宙は成長しながら学んでいくーーー

感想紹介

花野は最初、母親としては相応しくない人物でした
花野は花野なりに宙のことを一生懸命愛そうとしているけれど、その方法がわからなくて宙はいつも寂しい思いをしていました。

生みの親である、花野の母親としての成長と、宙自身の成長がこの作品の一番の見どころになっています

そして、この二人の成長には花野の後輩である佐伯の存在がすごく大きいです
佐伯は宙のことを父親のように大事にし、いつもおいしいごはんを作ってくれました。

料理が繋いだ縁が太くしっかりと結ばれて、宙を成長させていく物語です。

詳しい内容はこちらから

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『月の立つ林で』青山美智子

著:青山美智子
¥1,584 (2023/02/15 14:04時点 | Amazon調べ)

4作目は青山美智子さんの『月の立つ林で』

青山美智子さんは2021年、2022年にも本屋大賞にノミネートされており、その作品は二つのとも本屋大賞2位を受賞しています。

どの作品も本当に面白いです!

あらすじ

毎朝7時に更新されるポッドキャスト、タケトリ・オキナの『ツキない話』

毎日10分間、優しい声で、月にまつわる豆知識を教えてくれる

このポッドキャストを聴いている8人の男女が、気付かぬうちに繋がっていく

新月の日は新しい時間のスタート

似ているようで全く違う1日が始まるーー

感想紹介

青山美智子さんらしい作品です。

全5章構成の中で、それぞれの物語の登場人物が繋がっていく流れは素晴らしいです。

最後にはタケトリ・オキナの正体がわかり、涙が出る作品です。

『汝、星のごとく』凪良ゆう

著:凪良ゆう
¥1,672 (2023/02/15 14:04時点 | Amazon調べ)

5作目は凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』です

本屋大賞で選ばれる前から注目されている作品で、直木賞候補作にも選ばれました。

個人的に今回のノミネート作品の中でも、頭ひとつ飛び出た素晴らしい作品だと思っています

あらすじ

ーーわたしは愛する男のために人生を誤りたい。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。

生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

感想紹介

この作品は僕が今まで読んできた小説の中で5本の指に入るくらいの素晴らしい作品です!

人生は障害物競争のようなものです。
どんな道を選択しても必ず障害にぶつかります。
その度に自分の思うやりたいことを選択して進んでいけば最後にはきっとゴールに辿り着きます

そのゴールは幸せなものばかりじゃないかもしれませんが、自分が選んで道ならば、辛いゴールでも悲しまずに前を向いていけるはずです
そんなことを作品を通して感じました。

詳しい内容はこちらをチェック

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『方舟』夕木春央

著:夕木春央
¥1,672 (2023/02/15 14:05時点 | Amazon調べ)

6作目は夕木春央さんの『方舟』です

あらすじ

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。
すると、翌日地震が発生し、扉が岩でふさがれてしまった。
さらに地震の影響で、地下建設に水が流入しはじめた。
そんな矢先に殺人が起こった。
水没するまでのタイムリミットは1週間

その間も次々と起こる殺人は、柊一たちは地下建設から無事脱出できるのか

感想紹介

ミステリ用語で『クローズドサークル』と呼ばれる、何らかの事情で外界との往来が断たれた状況、あるいはそうした状況下でおこる事件を扱った作品です。

エピローグは本当に衝撃でした!
刑事や探偵のような推理をできる人がいない空間で、犯人なんてわかるのかなと気になって読み進めていき、結末は見事でした!

最後の展開まで目が離せない衝撃のミステリーです

詳しい内容はこちらをチェック!

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『#真相をお話しします』結城真一郎

著:結城真一郎
¥1,534 (2023/02/15 14:05時点 | Amazon調べ)

7作目は結城真一郎の『#真相をお話しします』です

あらすじ

私たちの日常に潜む小さな”歪み”、
あなたは見抜くことができるか。

家庭教師の派遣サービス業に従事する大学生が、とある家族の異変に気がついて……(「惨者面談」)。不妊に悩む夫婦がようやく授かった我が子。しかしそこへ「あなたの精子提供によって生まれた子供です」と名乗る別の〈娘〉が現れたことから予想外の真実が明らかになる(「パンドラ」)。子供が4人しかいない島で、僕らはiPhoneを手に入れ「ゆーちゅーばー」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとびとがやけによそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)など、現代日本の〈いま〉とミステリの技巧が見事に融合した珠玉の5篇を収録。

感想紹介

それぞれの物語がすごい不気味で、明らかにおかしい・・・と思う点が色々あるんです
それでもしかして・・と思って結末を予想してもさらにその上をいく結末で見事に騙されました!

とにかく伏線回収がすごい!
1話目読んでからは、1行1行しっかり読んで暴いてやろうと思って、読むのが止まりませんでした!

短編集という感じなので、読みやすく、新感覚のミステリーです!

詳しい内容はこちらをチェック!

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『爆弾』呉勝浩

著:呉勝浩
¥1,980 (2023/02/15 14:06時点 | Amazon調べ)

8作目は呉勝浩さんの『爆弾』です

この作品は『このミステリーがすごい! 2023年版』(宝島社)国内編と、『ミステリが読みたい! 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)国内篇の、二つのランキングで堂々の1位に輝き、見事2冠を達成した作品です!

あらすじ

東京野方警察署で、一人の男が傷害事件で取調べを受けていた。

その男の名前は『スズキタゴサク』財布もスマホも何も持っていなかった

そんな男が突然「10時に秋葉原で事件が起こります」

この発言を境に、東京都内で次々と爆破事件が起こる

この男は一体何者なのか。警察は次の爆破を食い止めることができるのか

刑事とスズキの心理戦が始まるーーー

感想紹介

とにかく手に汗握る展開で、めちゃくちゃ面白かったです!
ミステリーランキング2冠も納得の面白さです!

実写映画化がされそうな内容で、個人的には映像化を期待しています!

詳しい内容はこちらをチェック!

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『光のとこにいてね』一穂ミチ

著:一穂ミチ
¥1,900 (2023/02/15 14:06時点 | Amazon調べ)

9作目は一穂ミチさんの『光のとこにいてね』

個人的に今まで読んできた、一穂ミチさんの作品の中で、一番好きな作品です!

直木賞候補作にも選ばれました!

あらすじ

正反対の環境で育った結珠と果遠は、小学生の頃偶然出会った

二人は互いに惹かれ合い、二人でいる時間は厳酷な現実を忘れさせてくれた

しかし、二人の時間は突然終わりを迎える。

その後二人は運命に導かれ、再会と別れを繰り返す。

四半世紀にわたる二人の運命の物語

感想紹介

面白い!という感想ではなく、すごかった・・・と言う気持ちでいっぱいになる作品でした。

作中の時の流れも四半世紀に及びますし、とにかく内容の濃い作品です。

弱い人間はどんなに取り繕っても、弱いままです。
そして、その弱い人間をほって置けない人間は、どんなにひどい目に遭おうと、弱い人間をほって置けないんです。

それが母親であれば尚のことだと思います。

とにかく2人揃って、幸せになってほしいと願う作品でした。

詳しい内容はこちらをチェック!

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『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒

著:安壇美緒
¥1,760 (2023/02/15 14:07時点 | Amazon調べ)

最後に紹介するのは、安壇美緒さんの『ラブカは静かに弓を持つ』です

音楽✖️スパイ小説ということで、この作品を読む前に、スパイという言葉から、潜入捜査をして謎を解き明かしていくようなイメージを持ちますがこの作品はそういう作品ではありません!

あらすじ

全日本音楽著作権連盟に勤める橘樹(たちばないつき)
ある日、上司の塩坪に呼び出され、ある音楽教室への潜入操作を命じられる。

その音楽教室で実際に著作権のある楽曲がレッスンの中で使われているのか生徒として調査をしてくるというもの

小さい頃にチェロをしていた橘樹は講師・浅葉桜太郎のもとに通い始める。

最初は仕事として通っていたが、だんだん昔のチェロの楽しい記憶が蘇り、奏でる喜びと裏切る苦しみを味わっていくーーー

感想紹介

橘樹の心情の変化がすごく良くて、最初は昔のトラウマからチェロに近づくことすら辛かったのが、だんだんと生活にチョロが浸透していきます
そのおかげで橘樹の心に安らぎが生まれ、不眠症や孤独感が薄まっていくのです

チョロ仲間や講師の浅葉のキャラも魅力的で、それが逆にスパイとしても裏切りの罪悪感を大きく感じさせていました。

なんとか橘樹には幸せになってほしいと願いながら読んでいましたが、クライマックスは少し辛いです。。。

でも最後はそれを乗り越えて、1から新しく踏み出そうとする姿は最初からは想像できず、幸せな気持ちになりました!

詳しい内容はこちらをチェック!

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どの作品を読めばいい?

ここまで、2023年本屋大賞ノミネート作品を紹介してきましたが、ここからはその中でも特にオススメの作品を紹介していきます

作品を選ぶポイントを4つ紹介していきます

恋愛小説が好きな人にオススメ

まず、恋愛小説が好きな人にしたい作品は『汝、星がごとく』です

著:凪良ゆう
¥1,672 (2023/03/01 22:25時点 | Amazon調べ)

瀬戸内の島に育った女の子と、その島に転校してきた男の子との恋愛小説

高校生の頃に出会う二人ですが、二人の関係はすれ違いながらも、大人になるまで続いていきます。

二人の人生は本当に壮絶で、濃厚な恋愛小説です。

2023年の本屋大賞の大本命だと思っています!

ミステリーが好きな人にオススメ

ミステリーが好きな人にオススメしたい作品は『方舟』です

著:夕木春央
¥1,672 (2023/03/01 22:30時点 | Amazon調べ)

ミステリ用語で『クローズドサークル』と呼ばれる、密室の中で起きる事件です。

方舟と呼ばれる地下建設に閉じ込められた男女
タイムリミットまでに脱出しなければ、全員方舟の中で死ぬ

そんな極限状態で起きる殺人事件

手に汗握る展開の連続で、ラストは本当に衝撃でした

一気読み必至の作品です

サスペンスが好きな人にオススメ

サスペンスが好きな人にオススメしたい作品は『爆弾』です

著:呉勝浩
¥1,980 (2023/03/01 22:35時点 | Amazon調べ)

小さな傷害事件で捕まったホームレスのような男

この男が取調べ中に突然、爆破事件が起きると発言する

都内で次々起きる爆破事件
警察は事件を食い止めることができるのか

一見頭が悪そうに見える男がすごいんです。
警察のことを手のひらの上で転がして、次々と爆破事件を引き起こしていきます。

謎の男と警察の心理戦が見どころの作品です。

家族の物語が好きなオススメ

家族の物語が好きな人にオススメしたいのは『宙ごはん』です

著:町田そのこ
¥1,584 (2023/03/01 22:41時点 | Amazon調べ)

育ての母親と、生みの母親の二人の母親を持つ宙が、強く生きていく物語

この物語のポイントは、宙を実の娘のように可愛がってくれるシェフの存在です。

辛い時には常に宙のそばにいてくれ、おいしいご飯をごちそうしてくれるのです。

心があたたかくなる、優しい作品です。

『汝、星がごとく』が大賞受賞!

2023年本屋大賞が発表され、見事凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』が大賞を受賞しました!

個人的に大本命の作品だったので本当に嬉しかったです!

最終的なランキングは以下のようになりました!

  • 『汝、星のごとく』
  • 『ラブカは静かに弓を持つ』
  • 『光のとこにいてね』
  • 『爆弾』
  • 『月の立つ林で』
  • 『君のクイズ』
  • 『方舟』
  • 『宙ごはん』
  • 『川のほとりに立つ者は』
  • 『#新章をお話しします』

みなさんは気になる作品はありましたか?

どの作品も間違いなく面白いので、ぜひ気になった作品は読んでみてください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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