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『図書館のお夜食』あらすじと感想レビューを紹介!【怪しげ図書館ライフ】

みなさんこんにちは!

年間100冊本を読む読書家のだいちです!

本記事では原田ひ香さんの『図書館のお夜食』のあらすじと感想を紹介します!

原田ひ香さんは2022年ベストセラーになった『三千円の使い方』という作品が有名な作家です。

今回紹介する『図書館のお夜食』はタイトルからほっこりする物語かと思っていたら、実際は少し怪しげな雰囲気の漂う作品になっています

それではあらすじから紹介していきます

今回紹介する作品

著:原田 ひ香
¥1,760 (2023/07/10 18:53時点 | Amazon調べ)
この記事を書いた人
  • 29歳大手メーカー会社員
  • ブログ歴3年目
  • 年間読書数100冊超え
  • KindlePaperWhite、Audible愛好家
一緒に勉強
しましょう!
目次

『図書館のお夜食』あらすじ

あらすじ

東北地方の書店で働いていた樋口乙葉

本が好きで書店員になったけど、サービス残業当たり前、上司は嫌な仕事ばかり回してくる。

そんな環境が嫌になり仕事を辞めようか思っていた時、SNSで東京の郊外にある『夜の図書館』のことを知る。

『夜の図書館』は普通の図書館とは異なり、亡くなった作家の蔵書を扱い、夜の7時から開館していた

そして、そこではまかないとして実際の本に登場する料理が振る舞われる

ちょっとしたきっかけで働くことになった乙葉は、本好きの同僚に囲まれながら仕事を始めるがーーー

突然のダイレクトメール

今作の主人公は東北地方の書店で働いている樋口乙葉

乙葉は元々も本が大好きで、大学卒業時のメーカーからの内定を蹴ってまでも、書店で働きたいと思い、契約社員として書店員になりました。

しかし、実際の書店員の仕事は嫌なことばかりで、辞めようと思っていました、

そんな時突然SNSのダイレクトメールに1つの連絡が

そこには書店員をやめるならうちの図書館で働かないかというものでした

夜の図書館

突然誘われた図書館は普通の図書館とは少し違いました。

まずは開館時間が夜の7時から12時まで

さらには置いてある本は亡くなった作家の蔵書ばかりで基本的には貸し出しは行なっていないことでした

図書館というか「本の博物館」って感じですね!

引き続き自分が好きな本に関わる仕事を続けることができ、東京に住めるということからも乙葉『夜の図書館』で働くことを決めました。

物語の展開

少し不思議な『夜の図書館』で働くことになった乙葉

そこには本が好きな同僚がたくさんいました。
そしてこの図書館には特徴的なキャラクターが登場します。

そして、この図書館には大きな魅力があります。
それは食堂で出される”まかない”

このまかないは、実在の本に登場する料理たちで、この料理が図書館でも仕事の癒やしになっているんです。

しかし、働くスタッフの年齢はバラバラで、それぞれ『夜の図書館』で働くことになった経緯が複雑そう。

さらに、『夜の図書館』のオーナーは決して従業員の前には姿を現わさないのです。

このように図書館でも仕事と料理にほっこりするだけかと思いきや、ちょっとしたミステリー要素もある作品です。

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『図書館のお夜食』見どころと感想

ここからは『図書館のお夜食』の見どころと感想を紹介します!

特徴的なサブタイトル

『図書館のお夜食』は全5章構成になっていて、それぞれのサブタイトルがその章に登場するまかないのメニューになっています。

第1章では『しろばんばのカレー』

『しろばんば』とは井上靖の1965年に書いた物語で、その中に載ってるライスカレーが第1章で登場します。

このように、本作は実在する本に登場する料理がまなかいとして登場します。

この料理の描写が本当に美味しそうなんです!

実際に仕事場でこんな料理を食べられたら毎日通っちゃうと思いますよ

ちょっとしたミステリー

『図書館のお夜食』というタイトルからほっこりした物語かと思ったら、少し怪しい雰囲気のあるミステリー要素も組み込まれているんです

乙葉が最初に図書館に誘われた際も、オーナーは顔を見せず、ボイスチェンジャーで面接をしていました。

また、同僚もオーナーには会ったことがないらしく、すごく謎なんです。

また、各章で同僚の過去を振り返るシーンがあるんですが、そこでもそれぞれに複雑な過去がある模様。

そして、この図書館夜にしか開館しないにも関わらず、入館料は1回1000円もするんです!

とにかく謎が多いこの図書館の秘密を一緒に読んでみませんか?

感想

好きなことを仕事にしていた乙葉が、好きなことだけではやっていけないと壁にぶち当たって出会った『夜の図書館』

そんな夜の図書館にはいろいろな同僚がいて、本が実は好きじゃない人や本を読めなくなった人、本をせどりの道具として考えていた人など様々です。

それぞれ別の考え方を持っているけれど、みんな同じ仕事をしていて、同じ目的で働いている。

そもそも組織ってそういう人たちの集まりだと思います。

そういう場所でいろんな人と出会い、いろんな考えを見て、刺激されることで新しいものが生まれると思います。

そんな仕事とか組織というものの意味を改めて実感しました。

正直を謎を知った時は、スケールでかいな笑と思ってしまいましたけど、この図書館の謎にはぴったりの展開だったと思います。

ラストの場面で後日譚がありそうな雰囲気があったので、続編があるんじゃないかと期待しています。

まとめ

今回は原田ひ香さん『図書館のお夜食』のあらすじと感想を紹介しました!

著:原田 ひ香
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図書館で働く始まりも少し謎が含まれていて、ただのほっこり小説ではない感じで飽きずに楽しむことができました。

おそらく続編があるのかな?

少し不完全燃焼な雰囲気があったので、続編が出た場合はすぐに読みたいと思いました!

興味がある方はぜひ読んでみてください!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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