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『レゾンデートルの誓い』あらすじと感想【レゾンデートルの祈り続編】

みなさんこんにちは!

年間100冊本を読む、マイスナフキンライフの管理人・だいちです!

今回は楪一志さんの『レゾンデートルの誓い』のあらすじと感想を紹介します!

読んでみたいけど、買う前に内容を知りたいな・・・

こんな悩みを持った方に向けた記事になっています

この記事を読めば、あなたもきっと『レゾンデートルの誓い』を読みたくなるはずです!

今作は前作『レゾンデートルの祈り』から5年後の世界で、前作の最終章で遠野眞白に命を救われた東峰渚が主人公

前作で安楽死を希望していた渚がアシスターとなって、安楽死希望者の心に寄り添っていきます。

前作と同様に”生きる”とはなんなのか
”何のために生きるのか”をとても考えさせられる作品です

前作の記事に「アシスターとはなんのか」「安楽死制度」について書いています。
是非チェックして見てください!

それではあらすじから紹介していきます。

今回紹介する作品

著:楪 一志, その他:ふすい
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目次

『レゾンデートルの誓い』

あらすじ

「何のために生まれてきたのか、答えられますか?」
安楽死が合法化されている2040年、神奈川県・江ノ島を望む<ラストリゾート>

この場所で死を願う人々と向き合う人命幇助者<アシスター>の東峰渚(とうみね・なぎさ)は、かつて自らも安楽死を望んでいた。だからこそ、寄り添える痛みがあると信じたい。
あの時の自分を照らしてくれたような、誰かの希望の光になりたいと願っている。
それがたとえ、最も許せない人であっても。

生きる辛さ、その孤独に優しく寄り添う。
SNSで話題を呼んだ『レゾンデートルの祈り』、待望の続編

今作の主人公

2作目は、1作目の最後で遠野眞白に命を救われた東峰渚が主人公です

渚は18歳の頃安楽死希望者でした

生まれてすぐに親に捨てられ、両親の顔も知らないまま児童養護施設で育ちました。
そして、自分が生きていることに意味を見出さなくなった渚は18歳のころ安楽死希望を出したのです。

しかし、20歳未満の希望者は一親等の許可が必要でした。
親の顔も居場所も知りませんでしたが、戸籍情報から居場所を突き止め安楽死申請書の許可書を送ったのです

するとあっさりと親に同意され、正式に安楽死希望者となったのです

完全に親に見放され、生きることに希望が無くなったのです

しかし、アシスターである遠野眞白に『生きてほしい』と真っ直ぐに伝えられた渚は申請を取り下げアシスターとして生きていくことになったのです。

そして渚は気のあう同期の朱音と出会い、アシスターとして立派に成長していくのです。

第1章『夢から覚めた日』

第1章の安楽死希望者は声を奪われた元歌手です。

人気絶頂の頃、突然喉の病気を患い活動休止を余儀なくされました。
その後手術によって病気は治療されたのですが、その歌手に元の声が戻ることはありませんでした。

歌が全てだった人生から歌を奪われ、生きる意味をなくし安楽死希望を出したのです。

そんな姿を見た渚はなにを思い、なにを伝えるのでしょうかーー

第2章『葉見ず、花見ず』

第2章の安楽死希望者は渚の本当の母親です

前述したように渚は生まれてすぐに施設に預けられ、母親の顔は知りません。
さらにこの母親は渚が昔安楽死希望を出した時に、なにも言わずに申請書にサインをした人物です。

突然の再会に戸惑いを隠せない二人
渚は母親に対して恨みを持っても仕方のない状況でも寄り添おうと努力します。

しかし母親は自分にその資格はないと感じ、素直に娘に向き合うことができません。

母親は渚の前で安楽死を実行するのでしょうか
そして、渚はその姿を見て何を思うのでしょうか

この章は涙必至です。。。

第3章『泣いてない』

最後の安楽死希望者は、安楽死を救いと感じている男性と、同期の朱音です

男性は末期のがんで、もう人生に残された時間はありませんでした。

この男性は数年前に婚約者も亡くし、さらには自分自身も末期のがんを患い、不幸な人生でした。
そのため周りからも同情されており、そんな人生がすごく嫌でした。

がん治療も辛いことばかりで、このまま生にしがみつくよりも今の落ち着いた状態で亡くなりたいと思い安楽死を希望したのです。

他の章の登場人物とは違い、前向きな安楽死希望なのです

そして、もう一人の安楽死希望者は同期の朱音です。

渚は優しい朱音にいつも勇気づけられていました。
渚にとって朱音は唯一と言っていいほどの親友だったのです。

そんなが朱音が突然アシスターをやめ、安楽死希望者として戻ってきたのです。

二人の安楽死希望者の姿をみて、渚は自分はなんのために生まれ、なんのために生きるのかを考えます。

感想

新しい主人公

今作は前作と違い、東峰渚主人公です。

渚自信が安楽死を希望していた過去を持っているが故の、安楽死希望者に対する向き合い方が見どころです。

安楽死希望者に対して一生懸命に向き合う姿勢が印象的で、前作のファンはかなり胸が熱くなると思います。

何のために生きるのか

今作では安楽死を救いとして捉える人物が登場します。
生きるために死ぬという新しい選択は間違ったものではないと感じました。

自分がどうして生まれてきたのか、何のために生きているのかを考えさせられました。

今の現状に辛さを感じているに救いを教えてくれる作品です

まとめ

今回は楪一志さんの2作目『レゾンデートルの誓い』を紹介しました

前作も生きることを考えさせられましたが、今作もさらに深い作品でした。

読んだ後きっと後悔しない作品です。

興味ある方はぜひ読んでみてください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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前作はこちら

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