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「この恋は世界でいちばん美しい雨」あらすじと感想【大号泣】|宇山佳佑

みなさんこんにちは!

年間100冊の本を読む、マイスナフキンライフの管理人・だいちです!

今回は宇山佳佑さんの『この恋は世界でいちばん美しい雨』のあらすじと感想を紹介します!

読んでみたけど、読む前に内容を知りたいな

こういう考えを持った方に向けた内容になっています

この記事を読めば、あなたもきっと『この恋は世界でいちばん美しい雨』を読みたくなるはずです!

宇山佳佑さんは最近Netflixで配信開始された『桜のような僕の恋人』の作者として知られていて、多くの恋愛小説を生み出していた作家さんです

『この恋は世界でいちばん美しい雨』は宇山佳佑さんの五作目の作品で、個人的には今まで小説を読んで一番泣いたんじゃないかと思うほどの大号泣作品でした。

それでは紹介していきます!

今回紹介する作品

著:宇山佳佑
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目次

『この恋は世界でいちばん美しい雨』

あらすじ

駆け出しの建築家・誠と、カフェで働く日菜

雨がきっかけで始まった二人の恋。

いつか日菜に『夢の家』を建ててあげたいと努力する誠だったが、突然の交通事故で二人は瀕死の重傷を負うことになる。

そんな時二人の前に”案内人”と名乗る二人の男女が現れる
その二人から誠と日菜は奇跡に選ばれたと告げられる。

しかし、その奇跡とは二人で20年の命を奪い合うというものだったーー

その奇跡により一命を取り留めた誠と日菜
二人で幸せになっていくはずが、この奇跡によりお互いの幸せを喜ぶことができなくなっていくのですーー

二人のラストには涙が止まりません。。。

誠と日菜

二人はすごく仲の良いカップルで鎌倉で同棲をしていました。
誠は駆け出しの建築家、日菜はカフェの店員で稼ぎは多くありませんでしたが、幸せな毎日を送っていました。

二人の出会いは日菜が働いているカフェ『レインドロップス』に誠がお客さんとしてきたことから始まります。
ある雨の日に雨が好きな日菜に誠が告白したことによって二人の恋はスタートしたのです。

しかし、そんな二人の幸せな日々も突然終わりを迎えようとします。
ある雨の日、二人が乗っていたバイクが転倒し、二人は瀕死の重傷を負うのです。

本来であれば死んでいた二人は、ここで奇跡に選ばれるのです

二人が選ばれた奇跡

瀕死の二人の元に現れたのは”案内人”と名乗る二人の男女・能登と明智
二人は奇跡に選ばれた誠と日菜の世話役で、二人の奇跡をフォローする役割を持っています

そして、二人が選ばれた奇跡は”ライフシェアリング”
ライフシェアリングとは二人で20年の命を奪い合うというもの

下にライフシェアリングのルールを簡単にまとめてます!

・誠と日菜は二人で20年の命を持っている

最初はそれぞれ10年ずつ命を持っていて、この命を奪い合いながら生活しなければならない

命を奪い合う基準は『幸福量』

どちらかが幸せを感じて幸福量が10まで達したら、相手の命を1年奪う
逆に不幸を感じて幸福量が0になってしまったら、相手に命を1年奪われる

二人同時に幸福を感じても、幸せの感じ方は人それぞれである

同時に幸福を感じても、幸せの感じ方で命の奪い合いが起こる

幸福量を測定する時計は『ライフウォッチ』と呼ばれる

命の奪い合いが起こるとライフウォッチから音が鳴る

ライフシェアリングは途中でやめることもできる

棄権を申告したら、残りの命は相手に全て渡すことになる

ライフシェアリングは口外禁止
命を全て奪われたら余命は1日になる

幸せの感じ方の違いが二人の中を引き裂くことになるんです

幸せの感じ方の違い

奇跡に選ばれた二人は『夢の家』を建てるという夢のために再出発をしていくのですが、この奇跡により二人の仲は引き裂かれていくのです。

実は、誠に比べ日菜は極度の幸福体質だったのです。

日菜は道端の花が綺麗だったり、散歩中の犬がかわいいと感じた時ですら幸福を感じ、誠から命を奪うのです。
その度に誠は日菜に命を奪われる不安を感じ、日菜は誠の命を奪ってしまった罪悪感に苛まれるのです。

このことで誠は日菜の幸せを願うことができなくなっていき、日菜も自分の幸せを求めることができなくなっていくのです

こんな残酷な状況の中、二人は幸せな結末を迎えることができるのでしょうかーー

物語のストーリー展開はこんな感じです!

2人の結末が気になる方は是非実際に読んでみてください!

感想

とにかく泣きっぱなしの作品でした。。。

最初はこの奇跡を乗り越えていこうとする二人でしたが、段々と誠が日菜の幸せを願うことができなくなっていく姿がすごく辛かったです。

特に日菜は簡単なことで幸せを感じてしまうがために、自分の幸せを抑制しようと自ら感情を押し殺して生きていきます
誠のことを一番に考えて日菜は辛いながらも生きていくんです。。。

奇跡に選ばれるまではすごく仲が良くてラブラブだった二人の距離が、どんどん離れていきます。

自分のことはどうなってもいいと考えながら、相手の幸せを一番に考えることは言葉で言うのは簡単でも、実際命がかかるとすごく難しいと思います。

それでも日菜は、誠のことを1番に考えて自分のことを犠牲にしてまでも最後まで愛し続けるのです

350ページほどの作品ですが、クライマックスの100ページはずーーーーっと泣いてました。笑

どんなことが起きてもずっと誠の幸せを願い続けていた日菜
段々と日菜の幸せを願うことができなくなっていく誠

二人のラストはぜひ実際に読んで見てください
本当にオススメの作品です

まとめ

今回は宇山佳佑さんの『この恋は世界でいちばん美しい雨』を紹介しました!

正直ここまで泣く作品とは思っていませんでしたが大号泣の作品でした!

この記事を書きながら読み返してたら、また泣いてしまいました。。笑

この記事を読んで興味が湧いた人はぜひ読んでみてください!
きっとあなたも大号泣すると思いますよ

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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