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【映画化決定!】『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』あらすじと感想|汐見夏衛

みなさんこんにちは!

今回は汐見夏衛さんの『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』のあらすじと感想を紹介します。

終戦間際の日本にタイムスリップした中学生が特攻隊の男の子と恋に落ちる、終わりが決まった切ない恋愛小説です

涙なしには見れないこの作品

僕は大号泣しました・・・

それでは紹介していきます!

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この作品には続編があります!

目次

あらすじ

あらすじ

理由のなく、家族や学校など全てのことにイライラする毎日を送る中2の百合(ゆり)

母親とケンカをして家を飛び出し、家の近くの丘にある防空壕の跡地で夜を明かそうとする
夜が明けたと思い目を覚ますと、そこは70年前の戦時中の日本だった。

突然のタイムスリップでパニックになっていた百合を助けてくれた彰(あきら)
そんな彰と過ごすうちに、段々と百合は彰に惹かれていく。

しかし、彰は特攻隊員でいずれ死ぬことが決まった運命だったーーー

時代を超えた二人の恋愛に涙が止まりません。

突然のタイムスリップ

中2の加納百合は親や学校の全てにイライラする日常を送っていました

学校の勉強も楽しくない、高校にいきたいとも思っていない、シングルマザーの母親はぐちぐちとうるさい
とにかく全てのことにイライラしていて、自分が落ち着く居場所がどこにもなかったのです

学校を途中でサボって帰ってきたある日、母親を大喧嘩し家を出ていきました。
しかし、行くあてのなかった百合は近くの丘にある防空壕の跡地で一晩過ごそうと考えました。

そのまま眠っていると、ふと肌に感じる地面の感触に違和感を覚えました。
不思議に思った百合が目を覚ますとそこは自分が住んでいた街とは全く違う景色だったのです。

突然のタイムスリップです・・!

彰との出会い

スマホは圏外、家やマンションや道路や信号も何もなく、目の前に広がるのはだだっ広い野原
どうしようもなく歩いていくと、少しづつ家が見えてきて人の気配がしてきました

しかし家や街の風景は現代とは全く違い、百合はどんどんパニックになっていきました
さらには家を飛び出してから何も口にしていなかった百合は限界で倒れる寸前です。

そんな時一人の男性が百合に歩み寄り水を与えてくれました
その男性の名前は佐久間彰

彰は百合に水を与え、近くの民家に案内してくれました
そこは『鶴屋食堂』と呼ばれ、ツルさんというおばさんが一人でやっている食堂でした

彰とツルさんに助けられた百合はそこで自分が今どこにいるのかを知るのです

なんと百合がいる場所は昭和20年6月10日
終戦間際の日本でした

突然のタイムスリップで、行き場がない百合はそのまま鶴屋食堂のお手伝いをするということで、ツルさんの家にお世話になることになるのです。

特攻隊員の彰

彰に助けられた数日後、何人かの軍人が鶴屋食堂に訪れました。
そこには彰の姿が

タイムスリップして、少しは生活に慣れてきた百合でしたが今一つ元気が出ません。

さすがの百合もこのまま現代に帰れないんじゃないかと不安になりますよね

そんな時彰は近くの丘に連れて行ってくれました。

その丘の上には無数の百合が
元気のない百合をを元気づけるために連れてきてくれたのです。

そこで百合は彰が特攻隊員であることを知ります。

特攻隊員とは、自爆テロのように爆弾を積んだ飛行機でそのまま敵に突っ込んでいく軍人のことです

彰と百合の考え方の違い

特攻隊員として自分の命を犠牲にして、国や家族を守ろうとする彰
しかし百合は彰のその考え方に全く理解ができませんでした。

しかも彰はまだ20歳です・・・!

戦争自体が間違っている。しかも戦争で家族を守るために自らの命を犠牲にする。
百合からすると家族を守るなら生きて守れよと思ってしまうのです

この考え方の違いが、昔と今の大きな違いだと思います
みなさんは国のために死ねと言われたら死ねますか?

物語の流れ

特攻隊員として国のために命を懸けられることに誇りを持っている彰
その考え方を全く理解できない百合

彰に考え方が間違っていると言い続けても彰はこの考え方を変えようとしません。

しかし、どんな時でも優しく、辛い時には助けに来てくれる彰。
そんな彰に百合は次第に惹かれていくのです。

百合は、彰に迷惑にならないように自分の気持ちを隠しながら彰と過ごしていましたが、彰は死ぬことが決まった運命
最後には『行かないで』と伝えても、特攻隊員として彰は国のために飛び立つのです。

クライマックスは涙が止まりません。

物語のラスト

物語は最後、百合は現代に戻り今まで問題児だったのが嘘だったかように心を入れ替え過ごしていきます。
そしてある日学校の社会見学で、『特攻資料館』に行くことになります。

そこには百合が知ることになかった彰の本当の気持ち
そして、特攻の飛行機に乗った後の彰目線での行動と気持ち

物語のタイトルの意味はこのラストシーンに隠されています。彰は最後の最後まで優しいんです
きっと涙なしにはみられないと思います。

ぜひみなさんにもこの感動を味わって欲しいです

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感想

戦争という最悪の争い

この作品を読んで戦時中の日本の貧困と飢えに苦しむ生活を知り、
普通に生活しているだけなのに、どうしてこんな目に会わないといけないんだろうと思ってしまいます。

普通の人たちは何も悪いことはしていないはずです。
戦争は国という大きな組織が勝手に起こしたもので、そこの住んでいる人たちは全員被害者

日本は今は平和になりましたが、今もなお戦争が行われている国のことを考えると心が苦しくなりました。

ただの恋愛小説じゃない!

この作品はただの恋愛小説じゃありません!!

決して忘れてはいけない日本で行われた戦争の記憶を後世に残す上で最高の作品です。

この作品はかなりリアルに戦時中の日本の様子が描かれています
辛い気持ちになる人も多いと思いますが、実際にあった歴史から目を逸らさずに読んでほしいを思います。

今の日本の平和は昔の人たちが繋いでくれた未来です
そのことを忘れずに今を大事に生きていきたいと思わせてくれる作品でした。

感想

正直読む前は舐めてました
ただの恋愛小説かと思っていましたが、素晴らしすぎるました。

特攻隊員との切ない恋愛の見どころの一つですが、戦時中の日本の様子や考え方を知る上でも素晴らしい作品でした

一人でも多くの人に届いてほしい一冊です

まとめ

いかがでしたでしょうか!
汐見夏衛さんの『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』

特攻隊員との切ない恋愛小説という一面だけでなく、戦時中の日本の様子や考え方を知る上でも素晴らしい作品でした。

続編

そして実はこの物語には続きがあり、『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』という作品で物語は完結します
続編が気になる方は下のリンクからチェックしてみてください!

また、本作はコミックス版も出版されているので、小説が苦手な方はコミックス版を読んでみてください!

最後まで読んで頂きありがとうございました!

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