みなさんこんにちは!
ボカロPとして有名なカンザキイオリさん
2020年から小説も出されていて、かなり衝撃的な作品が多く好みが分かれるかと思います。
カンザキイオリさんの簡単な紹介と、作品のあらすじと感想をまとめていきます。
カンザキイオリって誰
そもそもカンザキイオリって誰?って人に軽く紹介していきます。
カンザキイオリさんは2014年に「黒柿」という今とは違う名前で楽曲を投稿し、ボカロPとしてデビューを果たします。
その後、2015年に名前を『カンザキイオリ』に変更し、2017年8月に楽曲『命に嫌われている。』を発表しました。
この楽曲は2020年時点でYouTube、ニコニコ動画合わせて約1,400万回再生を達成し、自身初の殿堂入りを果たしています。
さらにこの楽曲は2021年のNHK紅白歌合戦で人気歌い手である”まふまふ”が披露していて、この影響で知った人も多いんじゃないでしょうか。
実際僕もこの歌でカンザキイオリさんを知りました
その後、2020年9月に『あの夏が飽和する』で小説家デビュー。
そして、2021年11月11日に二作目『親愛なるあなたへ』を発表しました。
では、カンザキイオリさんの作品を実際に紹介していきます。
作品紹介
『あの夏が飽和する。』
あらすじ
13年前の夏の日、当時付き合っていた”流花”は自ら命を絶った。
その千尋の元に流花の生き写しのような少女”瑠花”があらわれます。
破滅に向かう瑠花とその瑠花の同級生である”武命”。
二人を救うために千尋は13年前の十字架を乗り越えられるのか。
とにかくすごい作品でした。
400ページ以上もあるとは思えないくらい一瞬で読み終えてしまいました
瑠花や武命の抱える苦しみの表現がダイレクトに伝わってくる表現が凄すぎました。。
どんなに寂しくても、どんなに辛くても自分一人で抱えこまず助けを求める。十字架を乗り越えた千尋の優しさに感動します。
『親愛なるあなたへ』
あらすじ
小説家を目指す春樹。ミュージシャンを夢見る雪。そして、二人を見守る人たち。それぞれの哀しみを背負いながら、高校三年間、寄り添うように生きていく。ところが突如、平穏な日々に悲劇が訪れた。隠蔽、苦悩、決断の果てに待つ衝撃の結末とは?すべての答えは卒業式当日。私は、あなたの「爆弾」になる―カリスマアーティストが贈る小説×音楽の物語世界。
『あの夏が飽和する』と並んで衝撃的な作品ですが、文章の表現の仕方や感情の表現の仕方がクセがあって、正直好みが分かれそうな作品だと思います。
命とか死とか後悔とか普段表に表現されないようなことがストレートに表現されています。
ですが、それを嫌な気持ちなく読むことができるので、ここはカンザキイオリさんの表現力の凄さだと思います。
ボカロが好きな人や、カンザキイオリさんの楽曲を知っている人はかなり楽しんで読めるんじゃないかなという作品です。
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