近年、スパムやボットからの攻撃が増加しており、ウェブサイトのセキュリティ対策がますます重要になっています。
特にWordPressを使用するサイト運営者にとって、reCaptchaの導入はスパム防止とセキュリティ強化の重要な手段になっています。
そんな中スパム対策のプラグインとして多くのブロガーの方が紹介しているのが「Invisible reCaptcha for WordPress」
設定がわかりやすく、ブログを始めたばかりでも簡単にreCaptchaを導入できるプラグインですが、2025年2月時点で最終更新が5年前・・・

現在最新のWordpressとの互換性もテストされておらず、調べてみるとこのプラグインが原因でWordPressにログインができなくなっている人もいるみたい・・・
本記事では「Invisible reCaptcha for WordPress」の代替になるおすすめプラグインを紹介します!
reCapchaは必要?

reCaptchaとはGoogleが提供している無料のサービスのことで、Webサイトをスパムや自動化された悪意ある攻撃から守るためのものです。
基本的には、ユーザーが「私はロボットではありません」という確認を行うことによって、人間であることを証明する機能を提供しています。
reCaptchaはさまざまな形態がありますが、最も一般的なのは画像認識の課題やチェックボックスを用いるものです。

こんな画像見たことないですか?
これがreCaptchaで保護されていることを示しています。
reCaptchaのメリット
reCapchaには大きく4つのメリットがあり、自分のブログを守るために非常に重要な役割を担っています
スパム防止
reCaptchaは自動化されたボットからのスパムコメントやフォームの送信を防ぐことができます。
これにより、ウェブサイトの運営者は無駄なスパム対策に時間を取られることが少なくなります。
セキュリティ強化
ボットによる攻撃はウェブサイトのセキュリティに大きなリスクをもたらします。
reCaptchaを導入することで、こうした攻撃からウェブサイトを守ることができます。
ユーザーエクスペリエンスの向上
reCaptchaは人間のユーザーには簡単に解決できる一方で、ボットには難しい課題を出すことで、ウェブサイトの使用感を向上させます。
特にInvisible reCaptchaは、ユーザーが課題を解く必要がないため、ユーザーエクスペリエンスを損なわずにセキュリティを向上させることができます。
信頼性の向上
Googleが提供しているため、その信頼性とサポート体制は非常に強固です。
これは多くのウェブサイト運営者にとって大きなメリットとなっています。
reCaptchaのデメリット
しかし、reCaptchaを導入することはメリットだけではないんです。
ユーザー体験の低下
reCaptchaのチェックボックスや画像認識テストは、ユーザーにとって手間がかかることがあります。
特に、難易度が高い画像認識テストは、ユーザーが何度も試行錯誤する必要があるため、フラストレーションを引き起こす可能性があります。
モバイルデバイスでの問題
モバイルデバイスでreCaptchaを使用する場合、画面が小さいため、操作がしづらいことがあります。
また、画像認識テストが表示されると、スマートフォンの小さな画面では見づらく、操作が困難になることがあります。


みなさんも一度はこんな画面を見たことがありませんか?
これ失敗するとイライラしちゃいますよね・・・
アクセシビリティの課題
視覚障害者やその他の障害を持つユーザーにとって、reCaptchaは使いづらい場合があります。
音声認識の代替手段が提供されていますが、それでも全てのユーザーにとって完全にアクセス可能なわけではありません。
サイトのパフォーマンスへの影響
reCaptchaを導入することで、ウェブサイトの読み込み速度が遅くなることがあります。
特に、他のスクリプトやプラグインと組み合わせて使用する場合、その影響が顕著になることがあります。
『Invisible reCaptcha for WordPress』の代替プラグイン
『Invisible reCaptcha for WordPress』の代替プラグインを探そうとして、Wordpressで“reCaptcha”と調べると、800個以上のプラグインがヒットします。





そんなにいっぱいあったら何を使ったらいいかわからない・・・
この中でも『Invisible reCaptcha for WordPress』の代替になるおすすめプラグインを5つ紹介します。
reCaptcha by BestWebSoft
Google reCAPTCHA v2およびv3に対応していて、ログイン、コメントなど多彩なフォームに簡単実装可です。
また、設定も直感的でわかりやすく、定期的に更新されているので、信頼性も高いです。
Login No CAPTCHA reCAPTCHA
シンプルで軽量な実装が特徴で、ログインや登録フォーム専用に設計されています。
シンプルな分、機能面は劣ってしまいますが、使用目的によってこれで十分な場合もあります。
CAPTCHA 4WP
ログインやコメントフォーム、ECサイトなど幅広い箇所に対応可です。
シンプルな設定ながら柔軟なカスタマイズができ、有料版ではWooCommerceやContact Form 7にも対応しています。
Wordfence Security
総合的なセキュリティプラグインとして、ファイアウォールやマルウェア対策と一緒に、セキュリティプラグインとしてreCAPTCHAを設定できる機能を持っています。
すでに、Wordfence Securityを使用していて、ログインフォームとユーザー登録フォームにのみreCaptchaを設置できればい良いという方にはオススメです。
Contact Form 7
お問い合わせフォームの定番プラグインです。
reCAPTCHA連携で迷惑メール対策を行い、豊富な拡張性により自由なカスタマイズと使い勝手の良さが特徴です。
「reCaptcha by BestWebSoft」の設定方法
今回紹介した5つのプラグインの中でも、『reCaptcha by BestWebSoft』は更新頻度が高く、多くの機能を提供しているため、現時点で最もおすすめのプラグインです。
ここからは『reCaptcha by BestWebSoft』の設定方法を紹介していきます
「reCaptcha by BestWebSoft」の設定方法
「reCaptcha by BestWebSoft」の設定は以下の3ステップ



すべての設定に5分もかかりません!
Google reCaptchaに登録する
Google reCaptcha登録サイトにアクセスします


サイト内の”使ってみる”をクリックすると「Google reCaptcha」のサイトのアクセスできます
登録サイトで
・サイト名
・reCaptchaタイプ※
・ドメイン
を記入して、送信ボタンをクリック


すると、自身のブログ用の”サイトキー”、”シークレットキー”が発行されます


「reCaptcha by BestWebSoft」をインストールする
reCaptchaの登録が終わったら、Wordpressを開き、「reCaptcha by BestWebSoft」をインストールしましょう


インストールをしたら、”有効化”をクリックして、準備万端です!
「reCaptcha by BestWebSoft」の設定を行う
次は「reCaptcha by BestWebSoft」の設定をしていきます。



ここまでこれば、あっという間に終わりです!


WordPressのプラグイン管理画面から、「reCaptcha by BestWebSoft」の設定をクリックします


そこで、赤く囲ってある場所に、先ほどGoogle reCaptchaに登録した時に発行された”サイトキー”と”シークレットキー”を入力します


そして、実際にreCaptchaを有効化する場所を選択します。



僕がログインフォームとコメントフォームに設定しています。
自分が設定したい場所にチェックをつけましょう
これで「reCaptcha by BestWebSoft」の設定は以上です



お疲れ様でした!
まとめ


今回は「Invisible reCaptcha for WordPress」の代替になるおすすめプラグインを紹介しました。
現時点(2025年3月)で、reCaptchaを設定できるオススメのプラグインは「reCaptcha by BestWebSoft」です
設定が直感的で使いやすく、初心者でも簡単にreCaptchaを導入できるプラグインになっています。
近年、スパムやボットからの攻撃が増加しており、ウェブサイトのセキュリティ対策がますます重要になっています。
みなさんもreCaptchaを導入して、安全なブログ管理をしていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
コメント